施主様の声

自分らしいスタイルの暮らしを
楽しんでいる素敵なお施主様。
家を建てたセンパイとして、
これから家を購入する人たちの
ヒントになるようなお話を
お伺いしてきました!

暮らしながら家をつくる楽しみ

大磯に引っ越して土地探し

今回は、大磯町に暮らす石川様ご夫婦をお訪ねしました。海に近く松林の緑がまぶしいエリアに佇む注文住宅。1階には奥様の『いしかわ美容店』が併設されています。

サーフィンが趣味で、都内から千葉や湘南の海へよく出かけていたご主人は、いつか海の近くで暮らしたいと思っていたそうです。「本気で家を建てようというモードになってから2年くらいは、休日にひとりバイクで湘南、西湘エリアを走り回っていました。いろいろ探して、湘栄建設で地元の話も聞いたりして、やっぱり暮らすなら大磯がいいかもね、ということになり、とりあえず大磯のアパートに引っ越してきたんです。妻は家で美容室をオープンするのが夢だったので、実際に住んでみて大磯の街並みや雰囲気なども知りたくて。ぼくは仕事が都内のままだったから、毎日2時間かけて通勤していましたね(笑)」。

おふたりの《思い切って大磯に来ちゃってから土地を探すぞ大作戦》が見事に成功したのは、それから1年後。「海と山があって、ちょうどいい田舎感があって、お店をやるから国道沿いで駅から歩けて、海抜が高いところ」という条件がすべて揃った土地が見つかって、即決。

実はここ、もともとは家を建てられる土地ではありませんでした。道路とは高低差があり、水道や電気などのライフラインも整っていなかったため、駐車場として使われていたのです。しかし、国道1号線に面し、美容店には理想的なロケーションだったので、大磯に長く暮らして地域の方々とのご縁を大切にしている湘栄建設のスタッフが、地主さんと交渉し、販売してもらえることになったのです

「外観はカリフォルニアスタイルのラップサイディングとカバードポーチ」「サーフィン後に使える外シャワー」「天井の梁が見えるリビング」「シーリングファン付きの開放的な吹き抜け空間がある玄関」「BBQができてハンモックも楽しめるウッドデッキ」「部屋が広く見えるように収納は極力少なく」「白を基調にした明るい雰囲気」など、自分たちの思い描くイメージを実現するために、湘栄建設と相談して自由設計を選びました

台所のタイルも貼りました

完成した家で暮らしはじめてからは毎日のんびりと……と思ったら、そこからがむしろ忙しくなった石川家。ご主人は都内に通勤しつつ、大磯での時間をフル活用して、「既製品と違って好きなサイズやデザインにできるから」と、リビングやキッチンの家具、美容店の調度品などを自分でつくりはじめたのです

リビングの中心にある正方形のローテーブルとソファの台は完全ハンドメイド。テーブル内部には収納スペースがたっぷりあり、かっこいい表面は「ちょっと焼き杉に挑戦してみたくて焼いてみました」。このテーブルと植木を載せる台にはキャスターが付いているので、掃除のときは簡単に移動できるように工夫されています。天井の太い梁には、海を散歩しているときに見つけたという大きな流木を吊り下げてあり、雨の日に洗濯物干しとして大活躍。

奥様からのリクエストは、台所の棚とゴミ箱の目隠し、そして壁のタイル。「棚は冷蔵庫と同じくらいの高さがいいよね、壁はタイルにしたいなー、って言ったら本当にそうしてくれて(笑)」。ご主人はそれがタイル貼り初体験だったそうですが、職人さんのようにきれいに仕上がっていて、びっくり。「ぼくはこの家に住んでからホームセンターへ行く回数が相当増えましたね。そういえば、うちのポチ(柴犬)もそのホームセンターのペット売り場で出合ったんです(笑)」。

ちなみに1階の玄関を入ったところにある漆喰塗りの壁と、そこにあるふたつのドアも、なんとすべてご主人の手によるもの。そこはもともと柱があるだけで壁のない空間でしたが、将来に備えて子ども部屋をふたつつくっておいたそうです。それって、もはやDIYなんてレベルではないような……。

家と店ができるまでをアルバムに

家の壁は白、その前に建つ美容院の壁は、ややレトロな風合いの美しい青。「どうしてもこの青にしたい!という色があったので、そのペンキ缶を湘栄建設のスタッフに見せてお願いしました。わたしが一番こだわったのは、この青かもしれません」。

入口の脇に連なる『いしかわ美容店』の文字は、奥様がiPadで書いたものを看板屋へネット注文し、出来上がった7つの切り抜き文字をご主人がひとつずつ角度や間隔に苦労しながら壁に打ち付けていったそうです

お店の中を覗かせていただくと、やはり、鏡からエアコンカバー、受付台まで見渡す限り、ほぼすべてメイドバイご主人でした。違うのは、イスやシャンプー台くらい。もう驚かないというか、ずっと驚きっ放しというか(笑)

「妻が受付のカウンターも欲しいと言うので、一度完成していた床に穴を開け鉄骨を立てて、ブロックを積み上げてつくりました。湘栄建設にも高さや床のライン引きなどのアドバイスをしてもらって。この家で最も大変だったのは、コレですよ」とご主人。すべてそんなふうに、奥様の願い事を叶えてしまうんですね。あちこちから「うらやまし〜」という声が聞こえてきそうです。

この土地と巡り合って、家を建てて、お店をオープンしたプロセスを、すべて写真に残していた奥様は、それを『いしかわ美容店ができるまで…』というアルバムにまとめました。「はじめて来てくださったお客様に見ていただいて、こういう手づくりの美容店なんだ、と知っていただけたら」。それはご主人の作品でいっぱいの素敵な写真集でもありました

お話を伺いながら、おふたりが大磯暮らしを楽しんでいる様子が伝わってきてうれしかったです。ありがとうございました!

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